C言語は、構造化されたプログラミング言語で、低レベルのハードウェア操作に強みがあります。以下は「Hello, World!」という最初に学ぶ代表的なプログラムです。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello, World!\n");
return 0;
}
実行結果: Hello, World!
ヘッダーファイル
#include
という記述はヘッダーファイルと呼ばれるファイルを読み込むときに使う宣言です。ここではstdio.h
というファイルを読み込んでいます。.h
はC言語のヘッダーファイルの拡張子です。今は、C言語のプログラムはこの宣言から始まることを覚えておきましょう。
関数
int main(void)
の部分は、メイン関数の宣言を行っています。関数の詳細については「C言語 #関数編」にて説明するので、それまではこのように記述するようにしましょう。C言語は、処理を{ }
の中身に記述します。この記号はブレイスと呼びます。続いて、printf("Hello, World!\n")
という処理がありますが、これも関数と呼ばれます。printf
は( )
内で囲んだものをコンソールに表示させる関数です。文字列を扱う場合は、" "
で囲みます。
行の区切り
printf
関数および、return 0
のあとに記述されている「;」は、セミコロンという記号で処理の末尾に記述します。
エスケープシーケンス
\n
は改行を表す特別な文字で、使用した場所で文字列が改行されます。このように\
で始まる文字をエスケープシーケンスといい、主に以下のような種類があります。
記号 | 意味 |
---|---|
\n | 改行 |
\t | タブ |
\\ | 文字としての「\」 |
\" | ダブルクオーテーション「”」 |
\0 | ヌル(NULL)文字 |
return
文
return 0;
という処理は、関数の処理結果や値を返すという処理です。詳細については、「C言語 #関数編」にて説明します。
練習問題①
コンソールにあなたの名前、出身地などを含めた自己紹介の文を表示するコードを作成せよ。
出力例:私の名前は◯◯◯◯です。出身地は◯◯◯で、最近は◯◯◯◯◯◯が趣味です。
コード実行:(まだ利用できません)